鍼灸治療による体のトータルなケア 難治性疾患の進行の緩和とケア
便秘や自律神経症状などの不定愁訴を改善する事で、体の根本的な部分からの改善
進行性の疾患は、原因自体を完治させる事は難しいですが、体の環境をしっかり整える事で、症状を緩和し進行悪化を遅らせる事ができます。便秘や自律神経症状によって起こる不定愁訴は、症状の悪化や精神的なストレスによって体の環境が乱れバランスが崩れる事によって起こります。それが疾患の症状を相乗的に悪化させてしまっています。体の状態をしっかりと診る事で不定愁訴を起こしている環境の乱れを改善し、体の根本を整え症状と進行の緩和をしていきます。
パーキンソン病
オンオフ現象、ウェアリングオフ、動作緩慢、ふるえ
ドーパミンの減少によって起こる症状
脳から指令を送るドーパミンという物質が減少する事で起こる疾患です。4大症状として(振戦、固縮、無動、姿勢反射障害)があげられます。この他にも便秘、嗅覚低下、よだれ、不眠、うつ、自律神経症状などの症状が出る場合があります。全ての症状が必ず発症するというわけではなく、症状の程度は個人差が大きいです。
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
歩行時のふらつき、飲み込みにくい、しゃべりにくい
小脳の萎縮によって起こる疾患
小脳の萎縮による歩行時のふらつきを主とする疾患です。遺伝性と孤発性(非遺伝性)があり多系統萎縮症は孤発性です。遺伝性は型によって進行のスピードや程度が変わってくるものもあります。飲み込みにくい、起立性低血圧などの症状が出る場合もあります。
脳卒中後遺症
半身不随、構音障害、痺れ
脳梗塞や脳出血によって起こる脳障害の後遺症
脳梗塞や脳出血が起こった事によって脳が障害され、その障害された部位によって起こる後遺症です。主に右脳に障害があると左側の麻痺、左だと右側の麻痺が出ます。麻痺の程度も様々で全く後遺症が残らない方や痺れだけで運動障害は出ない方など、発症の部位や初期治療までの時間などによって後遺症は様々です。
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