ジメジメ梅雨と低気圧の不調（気象病）｜城東区の鍼灸院は難治性疾患対応の南川治療院鍼灸聚英堂

体は常に大気からの圧力を受けています。その圧力は体の血流などに影響していますが、体内では大きな影響を受けないように、常に調節して体内環境を一定に保っています。しかし急激な気圧の変化や体が弱っていると気圧の影響を受けてしまいます。例えば、高い山の上に行くとポテチの袋がパンパンに膨れる様に、体内でも同じ様な現象が起こるので、頭痛がしたりめまいや肩こりがひどくなるといった不調が起こってきます。

気圧の変化と同じ様に、気温による影響も体内で調節しています。正常体温は35.5℃～37.5℃で夏でも冬でも一定の体温に保っています。基礎体温によりますが38℃を超えると体がだるく発熱の症状が出る様に1℃変わるだけで体調に変化が起こります。季節の変わり目などに急激な気温の変化が起こりそれに上手く対応できないと不調が起こるのもその為です。

体は常に汗や便や尿などで水分代謝を行っています。水分代謝をする事で体温調節をしたり、体の余分な水分を排出したりしています。

しかし、湿度が高くなると汗からの蒸発が出来なくなり体内の水分代謝が上手く出来ずに、体温調節ができなかったり、余分な水分が体に溜まったりして不調を起こす原因になります。

本来は季節の変化と同じように体も変化します。大きく分けると春から夏は活動モード、秋から冬は冬眠モードにシフトをチェンジしています。しかし体が弱っていると季節が変わっても体が上手く変化する事が出来ずに、季節の変化の影響を悪く受けてしまい様々な不調を起こします。

気候の変化、特に雨による不調では体の水分代謝が上手く行かなくなって起こる事が多いですが、それはそもそも体内に余分な水分を溜め過ぎている為に、体の巡りの鬱滞が起きやすくなっている事が原因です。飲食の不摂生により水分を溜め込んで、運動不足で排泄しないといった悪循環によって余分な水分が体に溜まります。

仕事の疲労が溜まっていたり、睡眠不足が続いていたり、ストレスに常にさらされていたりすると自然に体力を消耗し、回復しにくくなってしまいます。そうすると体がジリ貧状態になり様々な生命活動をするエネルギーが不足し、それが不調につながってきます。